【ブラック研究室?】放牧系とフィードロット系

短い院生生活で感じたことを勝手にまとめます。
どちらが良い、どちらが悪い、というわけではないのですが、
研究室には放牧系とフィードロット系があるような気がしています。
異論は認めます。


放牧系研究室は、研究テーマや具体的な目的・手法の選定から、
結果の解釈・議論まで一連の研究が学生に任されている研究室です。
指導教官には、研究で困ったときに自分から相談に行きます。
放牧系研究室の良いところは、問題発見力と解決力が身に付くところです。
また、指導教官の干渉がほとんど無いので自由に研究することができます。
一方、問題点もあります。
初めての研究を放牧系研究室のもとで行うと、
研究の方法を確立するまでに非常に時間がかかります。
そして、重大な間違いを犯していてもなかなか気付けません。


フィードロット系研究室は、具体的なテーマや目的、
手法、議論に至るまで一連の研究の道筋を指導教官が与えてくれる研究室です。
フィードロット系研究室の良いところは、ある程度の期間で確実に成果が出せることです。
でも(フィードロットされたことはないので想像でしかないですが)
指導教官の敷いたレールを走るだけでは少しつまらないですし、
上から仕事が降ってくるので稼働時間的にブラックになりがちな気がします。


どちらが良い、悪い、という訳ではなく、
たぶん人と環境によって向き不向きがあります。

私がいる研究室は放牧系で、しかも配属当初は質問できる先輩がおらず、かなり苦労しました。
もう少し指導してもらえるだろうと期待していたのもあって、
少し辛い研究室生活になりました。
放牧されているので反抗も何もあったものではありませんが、
”適度な”フィードロットに憧れて、指導教官にはかなり反抗的な態度を取ってしましました。
でも、確かに力はついたと思います。

感じ方は人によってそれぞれで、
自己管理ができ、研究を遂行するパワーのある後輩によると、
うちの研究室はかなり居心地が良いらしいです。

ここでは「放牧系」と「フィードロット系」という極端な例を出しましたが、
快適な院生生活を送るためには、研究室を選ぶときになるべく多くの先輩の話を聞いて自分に合っているかを確かめることが大切だと思います。

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