動いたら負け主義者がハーフマラソンを走ってみた

私がいるフロアはスポーツが盛んで、
はぼ毎日のようにバレーボールやフットサルやジョギングで汗を流し、
研究室対抗スポーツ大会では毎年上位入賞を果たしています。

忙しい研究生活の合間を縫ってスポーツをする人たちは
キラキラしているように見えます。

そんな環境に2年間いながら、私は動いたら負け主義を貫いて、
スポーツ大会では写真係を貫いてきました。
それは私がひねくれ者だからではなく、ただただ運動が苦手だからです。

そんな私が今年ジョギングを始めました。

「名古屋ウィメンズマラソンを時間内に完走したら
イケメンからティファニーをもらえるらしい」
ということを耳にしたからです。

イケメンからティファニーをもらうため、
という不純な動機でキラキラスポーツに足を踏み入れました。

形から入る派なので、
それっぽいスポーツウエアをユニクロで揃え、
ウィメンズマラソンにニューバランス枠でエントリーするために
ニューバランス製品を調達しました。

それから練習を本格的に始めたのですが、
イケメンからティファニーをもらうぞ(訳:フルマラソンを完走するぞ)
と決心してからここまでおよそ3か月です。

それから2か月経った今は
週1-2回、3-5 kmくらい走っています。
ペースは信号で止まるのも含めて10 min/kmくらいです。

これでも我ながらかなり頑張っています。
研究室で「今日は走らないんですか」とか
「そんなんじゃイケメンからティファニーもらえませんよ」と
声をかけてもらえていなかったらもっとサボっていたことでしょう。


先日、研究室の同期後輩6人と一緒に第30回諏訪湖マラソンに出場しました。
ウィメンズマラソンとは違ってハーフマラソン(21 km)で制限時間は3時間です。
私にとってはウィメンズマラソンの予行練習でもありました。

結果はゴール目前で時間切れでした。
ゴールしたのは3時間01分とちょっと。
ゴールゲートを目前にして制限時間の花火を見ました。
それでもフィニッシャーズタオルとリンゴをもらえました。
世界は優しいです。

以下は経験値ゼロ、予備知識ほぼゼロで臨んだ
ハーフマラソンの感想と反省です。
知識は未だにゼロなので他の人にとってはたぶん何の参考にもなりません。
  • マラソン前日のお城見学
    前日の移動日に松本城見学をしました。
    階段が急だったのと、私が高いところが苦手なのが相まって、
    マラソン前から太ももの前側に筋肉痛が現れました。
    ウィメンズマラソン前日の名古屋城見学はやめておこう。
  • ネックレスと化したイヤホン
    マラソン専用プレイリストを組んで臨んだマラソンですが、
    5 kmくらいでワイヤレスイヤホンのペアリングが切れて
    イヤホンが邪魔くさいネックレスと化しました。
    イヤホンを再起動しても復活せず、
    スマホは再生中になっていたので未だ原因不明です。
    Bluetoothの干渉を疑っているのですが、
    次までに何とかしないといけない課題です。
    沿道で応援してくれる人が途切れなかったのが本当に救いでした。
  • 現在時刻が見えない
    Run Keeperというランニング記録アプリを使っているのですが、
    現在時刻の表示がスマホの上部のちっこいやつだけなので
    走りながらだと確認できませんでした。
    関門やゴール直前は時刻がすごく気になるので
    次までに良いアプリか腕時計を探しておこうと思います。
  • ありがとう、パーマのおばさん
    スタート直後から13 kmくらいまで、
    ちょうど良いペースのおばさんの後をついて走っていました。
    マラソン慣れしていそうなウエアを着ていて、
    1 kmごとに時間を確認していたので、ペースはおばさんに任せっきりでした。
    おばさんだと思っていた人が
    実は髭を蓄えたちょっと小柄なパーマのお兄さんだと分かったのは
    10 km以上ぴったりくっついて走った後に給水所で追い越した時のことでした。
  • 手の甲の関門時間
    手に関門の場所と制限時間を書いていました。
    関門の制限時間との戦いだったので、かなり参考になりました。
    我ながらファインプレイです。
  • ポーチの盲点
    アームポーチに現金とクレジットカードと
    カード型モバイルバッテリーとスマホ(iPhone 6)を入れて走りました。
    いつも重宝しています。
    普段は夜に走っていたので、今まで気になったことがなかったのですが、
    ビニールの汚れに太陽光が反射してスマホの画面が見えにくかったです。
    次は直前にお掃除しておこう。
  • スマホバッテリー切れの危機
    たぶんスマホの画面をつけっぱなしにしていたのが原因なのですが、
    スタート時80%以上あったスマホのバッテリーが
    15 kmくらいで20%を下回っていました。
    モバイルバッテリーを持って走って良かったです。
    危うく研究室メンバーに落ち会えなくなるところでした。
  • 自分のエネルギー切れ
    14 kmくらいでお腹が空いて力が出ない状態になりました。
    沿道の人がくれた飴ちゃんで一瞬復活しましたが、
    次は自分で糖分を持って走ろうと思いました。
    人間が走るときに消費するエネルギーと
    物理に出てくるの運動エネルギー(mvv/2)が一緒なのかは分からないですが
    たぶん少しくらいは関係があるだろうと思うので
    運動エネルギーを省エネできるように余分な体重を減らそうと思います。
  • 制限時間のペースメーカーに抜かれて絶望
    最終関門の700 mくらい前で制限時間のペースメーカーさんに追い抜かれて
    絶望して歩いてしまいました。
    ペースメーカーさん曰く、
    最終関門の制限時間まで1分の余裕を持って走っているとのことでしたが、
    追い抜かれて絶望して歩き続けた割には
    3分の余裕を持って最終関門を通過できました。
    あそこで歩いていなければ制限時間内にゴールできたかも
    と思うとちょっと悔しいです。
    チンパンジー精神で頑張ればよかった。
    (チンパンジーはまだ起きていないことに思いを巡らせて
    絶望することはないらしいです。)
  • 冷え行くお腹
    たぶん内臓に向かうべき血液が筋肉に行ってしまったためだと思うのですが、
    お腹がめちゃくちゃ冷えました。
    そしてゴール後めちゃくちゃお腹が下りました。
    次は数日前から整腸剤を飲んで消化の良いものを食べようと思います。
    こつこつ練習して血管と心臓を強化しようと思いました。
    ゴール後のお腹に貼るカイロも持っていこうと思います。
  • マラソン後のエネルギー補給
    マラソン後に何も食べずに温泉に入ってしまったのですが、
    低血糖っぽい何かで倒れそうになりました。
    脱衣所で服を着るのもそこそこに自販機でコーラを買うのは
    後にも先にもこれきりでしょう。
    マラソン後は何かしらエネルギーを摂った方が良さそうです。

次は2月にマルタ国際マラソンで21 km走って、
3月にウィメンズマラソンです。
もっと練習を積んで、戦略を立てて臨みます。

私が使っているアームポーチとモバイルバッテリーです。

ちなみにモバイルバッテリーをつないだスマホ(iPhone 6)は
コネクタが邪魔してこのアームポーチには収まりません。

P.S.
このモバイルバッテリーは就活中に某通信会社の合説ブースでもらったのですが
リンクを貼るためにAmazonで調べて値段を見てびっくりしています。

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